ハイドン 弦楽四重奏曲第七七番ハ長調作品七六の三、HobⅢ-七七《皇帝》 2
スタンダールによると、
「第一ヴァイオリンは、いつも話題を提供し、スマートに会話をリードする、中年の才知に溢れた座談の名手」
「それに対して第ニヴァイオリンは、第一ヴァイオリンの控えめな友人で、自分をおさえ、もっぱら友人の引き立て役にまわっている。」
「ヴィオラは、このなかの紅一点、彼女のおしゃべりは全体の会話に花をそえ、一種のやさしさをもたらしている。」
「そしてチェロは、いうならば学識の深い、格言好きな紳士で、一座の話を引き締めるのに大いに貢献している」
と。
さすがスタンダールだけに、的を射た見方といえよう。